9月の京野菜とレシピ
 京都府の丹波地方一帯は古くから栗が栽培され、とくに和知町、瑞穂町、綾部市、三和町、夜久野町は代表的な産地で丹波山地を中心とした地域の山裾の傾斜地で栽培されている。栽培の起源は明らかでないが、三和町川合地区で千年前に、時の朝廷に献上したという古記録があり、樹齢二百年をこえる古木も現存していることからも栽培はかなり古いと考えられる。古くは二十余種の栗が栽培されていたが、現在は丹沢、筑波、銀寄の三品種が主品種である。
料理1
鱚 昆布〆
料理2
栗渋皮煮
料理3
栗蒸し


料理1 レシピ
鱚 昆布〆(5人分)
1.  鱚5本は水洗して、三枚におろし小骨を取り、海水程度の塩水に15〜20分間漬ける。
2.  20〜25cm長さの昆布2枚を酒で絞ったふきんできれいにふき、1を並べもう一枚ではさみ、冷蔵庫で2〜3時間おいた後、皮を取り細造りにする。
3.  栗は鬼皮、渋皮をむいてうすくへぎ、ごく細く針に切る。
4.  器に2と水を切った3を天盛りにし、山葵、防風を添える。
5.  だいだいの絞り汁(柑橘系を数種類合わせてもよい)大さじ1、煮切酒大さじ1、淡口醤油大さじ1、だし汁適宜を合わせ器の脇から注ぎ入れる。


料理2 レシピ
栗渋皮煮(栗20ヶ分)
1.  栗は渋皮を傷つけぬように鬼皮をむく。
2.  1を鍋に入れヒタヒタの水を加え、小さじ2の重曹を入れ串がスッと通るくらいになるまで茹でる。
3.  2を水にさらし、栗のまわりの筋を竹串で丁寧に取り除き、水からもう一度茹で、一晩水にさらす。
4.  鍋に水570cc、ザラメ100g、グラニュー糖90gを合わせ、3の栗を入れ紙蓋をして30分間煮含める。    
5.  4を鍋のまま一度冷まし、再び火にかけ濃口醤油10ccを加え5〜10分間煮る。


料理3 レシピ
栗蒸し(5人分)
1.  栗15ヶは鬼皮、渋皮をむき、みょうばん水につけアクを止めて水にさらす。
2.  1をおろし金ですりおろし、卵白2ヶ分を泡立て塩一つまみを加え混ぜ合わす。
3.  鰆は50〜70gの切り身にし、塩をふり7〜8分間蒸す。
4.  3に2をのせて、さらに4〜5分間蒸し、器に盛る。
5.  鍋にだし汁500cc、酒50cc、塩小さじ1、薄口醤油5ccを合わせ、煮立ってきたら吉野葛10gを水30ccで溶いたものを加えとろみをつける。
6.  5に生姜汁を適量加え4にかける。